2009年、10年ぶりに日本で募集された、NASA宇宙飛行士選抜試験に
挑戦し、日本人女性として唯一のファイナリストになることができました。
残念ながら、あと一歩、というところでこのときは宇宙へ旅立つことは
できませんでしたが、今もなお「宇宙への想い」は心の中で温め続けています。
そして、この想いに導かれたものが、現在の私のさまざまな活動でもあります。
伊豆大島で海や空を身近に感じながら育ったからか、
子供の頃から乗り物が大好きでした。
「飛行機で空を飛んでみたい」、「船で海を旅してみたい」、
そんな夢の延長に「宇宙に行ってみたい」というものがありました。
大人になって、セスナ機のパイロット免許や一級船舶免許を取得して、
ひとつずつ夢を実現してきたけれど、宇宙はまだまだ遠い…。
そんな風に感じながら、医学博士を目指していました。
そこで出会った指導教官が、向井万起夫先生でした。
向井先生から宇宙の話を伺うという機会に恵まれたこと。
これによって、体験によって、宇宙がぐっと身近な存在になりました。
「宇宙を目指すためにも、医師という職業でのキャリアを確固たるものにしよう」
という思いが、医学博士の取得に向けての日々の心の支えになりました。
医学博士を取得し、医師としてひとつのステージをクリアできたその年に、
10年ぶりに日本で宇宙飛行士の募集がされたのです。
1000人近くの応募者がいる中、
NASAでの最終試験にチャレンジできるのは、わずか10名。
とても厳しい体験でしたが、このときの仲間は、今も、
かけがえのない心友となり、私の人生の宝物です。
そして、私の宇宙への想いを、ますます熱いものにしました。
夢は、どんなものでもチャレンジの積み重ねで、
実現につながっていくことを実感できたこともまた、
今の私に大きな影響を与えています。
大樹の幹から、枝葉が分かれ、芽吹き花開き、実を結んでいく…。
そんな風に、活動を広げていきたい、と願っています。
そして、そんな私の"大樹"を支えているのが「宇宙への想い」なのです。